転職エージェントは、転職活動における作業を一貫してサポートしてくれる会社・サービスです。
しかし、
「転職エージェントは具体的にどういったサポートをしてくれるのか」
「転職エージェントの使い方が分からない」
など、転職エージェントを活用すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、転職エージェント利用時の一連の流れを紹介するとともに、転職エージェントを最大限に活用するためのポイントについてご紹介します。
【6ステップ】転職エージェント利用時の流れ
ここでは、転職エージェント利用時の流れについて、各ステップごとに触れていきます。
安心して転職エージェントを利用するためにも、全体の流れをざっくりと把握しておきましょう。
転職エージェントによって若干変わりますが、大まかな流れは以下のようになっています。
1
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転職エージェントに登録
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2
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キャリアアドバイザーと面談
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3
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求人紹介
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4
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応募・書類選考
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5
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面接
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6
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内定・入社
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7
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アフターフォロー
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①転職エージェントに登録
まずは、転職エージェントの登録を行います。
登録の際は、
などの情報をあらかじめ入力するのが一般的です。
これらの情報をもとにキャリアアドバイザーが面談を行いますので、漏れなく正確に入力するようにしましょう。
登録が完了すると、数日〜1週間を目安に転職エージェントから初回ヒアリング面談の日程調整の連絡が入ります。連絡は基本的にメール・電話で来るケースが多いです。スケジュールを確認し、あなたの都合の良い日程を伝えるようにしましょう。
②キャリアアドバイザーと面談
日程調整後、キャリアアドバイザーとの面談があります。転職エージェントの大きなメリットはこの面談にあります。
転職活動は、周囲に転職活動を経験している人が多くないため、相談相手が見つからないものです。転職エージェントは親身に相談に乗ってくれて、これまでに複数の転職をサポートしてきた経験をもとに的確なアドバイスをしてくれます。
面談では、主に以下のようなことが聞かれます。
- 今までの経験で培ったキャリア
- 転職理由や希望条件
- 転職希望時期
ヒアリングを通して、転職の目的や目指したいキャリアを整理することで、転職の軸が明確になっていきます。
③求人紹介
面談を通して得たあなたの経歴や希望条件をもとに、キャリアアドバイザーがあなたの希望に近い求人を紹介してくれます。中には世間には出回っていない非公開の求人を教えてくれることもあり、転職エージェントを活用するメリットの一つといえます。
一人で企業リサーチするとなると、自身の希望と照らし合わせながら、一つひとつの企業を調べなければいけません。転職エージェントを活用することで、企業リサーチにかかる手間を省くことができます。
④応募・書類選考
応募する求人が決まったら、履歴書や職務経歴書の作成を進めていきます。しかし、転職を始めたばかりの頃は、何を書けばいいかわからない方もいるでしょう。
転職エージェントでは添削の指導を受けることが可能です。転職エージェントは、今までの転職サポートの経験から、審査を通過しやすい書き方のポイントを知っています。転職エージェントのアドバイスを受けることで、審査に通りやすい応募書類を作成することができます。
また、転職エージェントを通して企業に応募すると、履歴書と合わせて推薦状を企業側に送ってくれます。推薦状には、キャリアアドバイザーが面談を通して感じた求職者の強みや人柄などが書かれます。第三者の目線で見た推薦状があることで、履歴書や職務経歴書では伝わらない魅力を企業にアピールすることができます。
⑤面接
書類選考を通過したら、面接です。あなたのスケジュールに合わせて、キャリアアドバイザーが企業との面接日程を調整してくれます。
また、キャリアアドバイザーに面接官の役を担当してもらい、模擬面接を行うことが可能です。転職エージェントは、企業ごとに面接で重視しているポイントを把握しているので、より実践的な模擬面接を受けれます。
他にも企業面接でよく聞かれる質問や返答例を教えてくれるので、しっかりと面接対策を行うことができます。
また、面接を通過または不採用だった場合でも、エージェントを通して理由を聞くことができます。面接に通過できなかった場合でも、理由を知ることで、他の会社の面接に役立てることができます。
⑥内定・入社
内定をもらってもまだ終わりではありません。内定が決まった後は、年収などの条件交渉
や入社日の日程調整を行わなければいけません。特に年収などの条件交渉などは、直接言い出しづらいこともあるでしょう。
キャリアアドバイザーは、内定後の条件交渉などを代行してくれます。あらかじめ希望を伝え、調節してもらうようにしましょう。
⑦アフターフォロー
転職後も職場が合わなかったり、仕事がうまくいかないと悩むこともあるでしょう。転職エージェントには、アフターフォローを行っているサービスもあります。転職エージェントに相談することで、代わりに企業に連絡してもらい、条件の見直しや改善の交渉をしてくれます。
とはいえ、アフターフォローはあくまでサポートに過ぎず、サポートできる範囲にも限度があります。過度な期待をせずに事前準備を徹底することが大切です。
転職エージェントを最大限活用するポイント
ここから、転職エージェントを最大限活用するための3つのポイントについて紹介します。
以下のポイントを参考に、自分に合った転職エージェントを探してみてくださいね。
「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」の違いを理解する
転職エージェントには、大きく「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」の2つのタイプに分かれます。
総合型転職エージェントは、業界・業種、地域を問わず、幅広い求人案件を保有しているのが特徴です。求人案件が豊富なため、求職者は前職の業界にとらわれず、視野を広げて企業選びをすることが可能です。しかし、総合型転職エージェントでは、膨大な求人案件をかかえているため、担当者によっては、業界の知識が少なく、十分なサポートを受けられない可能性があります。
特化型転職エージェントは、業界・職種に特化した転職エージェントです。転職エージェントの中には、専門職の経験のある人も多く在籍しています。業界の実情にも詳しく、自身の経験を踏まえた的確なアドバイスが受けられます。一方、専門的な分野なため、その分求人案件数が少ないのがデメリットといえます。
幅広い業界について知りたい方だったり、転職の軸が定まっていない方は向いていないかもしれません。
複数登録して比較する
転職エージェントによって特徴や強みが異なります。相性もありますので、転職エージェントを選ぶ際は慎重に見極める必要があります。
しかし実際問題、どの転職エージェントが自分に合っているかを最初から判断するのは難しいと思います。最初から一つに絞るのではなく、複数社を比較して見極めるのが良いでしょう。
エージェントに自分のことを理解してもらう
あなたが「今回の転職で何を実現したいのか」転職の軸を明確に伝えるようにしましょう。転職の軸がしっかりしていると、転職エージェント側もあなたの希望に沿った求人を提案しやすくなります。転職エージェントの面談の前に、以下の内容を整理しておく必要があります。
- 自身の経歴
- 希望条件
- 自分のやりたいこと
- 転職理由
万が一、転職の軸を伝えているのにもかかわらず希望通りの求人がない場合は、他のエージェントに乗り換えることも考えておきましょう。
転職初心者におすすめの転職エージェント(サイト)3選
ここでは、転職初心者におすすめの転職エージェントを3社紹介します。転職エージェントによってサービスや強みが異なります。それぞれの転職エージェントの特徴を踏まえた上で、自分にとって最適の転職エージェントを見つけるようにしましょう。
Miractive
弊社サービスであるMiractive(ミラクティブ)は、地方転職を初めとした転職のサポートを行っている転職エージェントです。
Miractiveの強みは、転職活動に必要な全ての工程をプロのコンサルタントが完全オンライン&無料でサポートするという点です。面接から面談・内定までがすべてオンラインで完結するので、遠方からの転職でも利用することができます。
MIractive(ミラクティブ)公式HP
ビズリーチ
ビズリーチは、スカウト型の転職サイトです。ハイクラスの転職と謳っていることもあり、求人案件の質には定評があります。「転職サービスに関する調査」では、年収600万円以上に支持される転職サービスにおいてNo.1の評価を獲得しています。
ビズリーチでは、職務経歴書を登録することで、あなたの経歴に興味を持った企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みとなっています。ハイクラス・高収入の転職を目指したい人、効率的に求人を探したい人におすすめしたいサービスです。
ビズリーチ公式HP
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界・職種問わず、多数の求人を保有している転職エージェントです。非公開求人は、10万件以上あります。大手の転職エージェントであることから、信頼も高く、実績も堅いです。
これから転職を始める人や異なる業界でチャレンジしてみたい方におすすめです。
リクルートエージェント公式HP
まとめ
今回は、転職エージェント活用時の流れと転職エージェントを活用するためのポイントについてご紹介しました。転職エージェントを活用することで、転職活動に必要なスケジュールや面接対策にかかる負担を軽減し、転職活動をスムーズに進められます。
これから転職を始める方や転職活動が不安な方は、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか?
当記事が少しでもあなたの転職活動の助けとなれば幸いです。